ノルウェージャンフォレストキャット/古代種・ノルウェー・森の猫

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ノルウェージャンフォレストキャット

ノルウェージャンフォレストキャットは(愛情を込めて)『ウェジー』又は、『NFC』とも呼ばれる。

サイズ・中型〜大型

性格・新しい環境でも順応しやすく、まるで犬のように玄関で人を出迎える光景もよく見られる。運動能力も高く、高いところに登るのも大得意。

外見・寒さに適応した厚い二重の被毛を持ち、特に顔周りや足先の毛が長く、耳には飾り毛があります。

主な原産地

元々はノルウェーの森林地帯に生息していた野生の猫から進化したと考えられています。

古くからノルウェーにいる猫で、「スコグ カット(森の猫)」とも呼ばれることもある。

ノルウェージャンフォレストキャットの起源

8世紀〜11世紀後半にかけてスカンジナビア半島に住んでいた北方ゲルマン族(バイキング)とは密接な関係があり、北欧神話にもよく登場する。

ローマ軍がヨーロッパ北部に侵攻する際、食糧をネズミから守るために連れていたショートヘアのイエネコが、北欧の厳しい寒さにさらされるうちにロングヘアへと進化したと考えられている。ノルウェーの森に住むスコグ カットは極寒の地で生きるため、厳しい寒さにも耐える撥水効果の高い分厚い被毛を持っている。ノルウェーの冬を乗り切る上で大いに役立つ。

ノルウェージャンフォレストキャット・北欧神話

ノルウェージャンフォレストキャットであろうと思われる大型の猫が登場する北欧神話、初めて文字になったのは(1179~1241年頃)『Prose Edda(散文のエッダ)』、愛と豊饒(ほうじょう)の女神フレイヤが2匹の猫に馬車を引かせたという話や、雷神トールですら持ち上げることができなかった巨大なグレーも猫の話がよく知られている。それから数世紀ののち、ノルウェージャンフォレストキャット(スコグ カット)だと思われる猫が登場する童話が生まれた。

ノルウェージャンフォレストキャットを認定

20世紀に入ると、ノルウェージャンフォレストキャットの愛好家たちが集まり、NFCを種として認定させようという動きが出てきた。キャット・ショーにNFCを出陳したのが1938年のことだ。

だが、第二次世界大戦に阻まれ、ノルウェーでの個体数は終戦間際には著しく減少してしまう。ノルウェー生まれの素晴らしい猫を認知してもおうという動きは、1970年代に入って開催され、1972年に「ノルスクスコグ カット」という公式名称を与えられてプレリミナリー・ニュー・ブリードに認定された。

1980年代にはアメリカの猫種登録団体の認定を受けることとなった。1986年にイギリスに渡ったNFCは、1990年にはGCCFの認定を受け、1997年にチャンピオンシップ・ステータスに昇格した。

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