ジャパニーズボブテイル
ボブテイル・・・丸まった短い尾を有する猫は古来より日本に生息していた。他の無尾または短尾の猫とは違い、尾がないマンクスとは、遺伝的な関係性はない。
ジャパニーズボブテイル同士で交配しなければ、可愛らしい尾の子猫は生まれない。
サイズ・中型
性格・運動能力が高く好奇心旺盛で、遊び好きで活動的。
外見・特等的な尾は巻いたりしていて短く。それと、つり上がった美しい目ピンと立った耳。
起源とされる伝承
古代から続く種、その起源については様々な説が残っている。1匹の猫が囲炉裏のそばでうずくまっていると、残り火からパチパチとはぜた火花が尾に燃え移った。驚いた猫が飛び上がり、都を駆け抜けると、その通り道にあった家々に火が燃え広がり、翌日には辺り一面が焼け野原になってしまった。怒った帝は、「二度とそのような事を起こしてはならぬ。すべての猫の尾を切り落とせ」とお触れを出した。
中国や韓国から日本へ
猫が中国や韓国から日本にやってきたのは、6世紀頃までのことと思われる。それ以降、日本の美術品に猫がしばしば登場するようになった。
招き猫
古くから猫は幸福と繁栄の象徴とされえおり、福や客を招く幸運のシンボル『招き猫』のモデルとなったのがジャパニーズボブテイル。初めて作られたのが江戸時代(1603〜1868年)だとされる。また、17世紀には絵画にもボブテイルがよく描かれるようになった。
ジャパニーズボブテイルを公認
アメリカで人気が出始めたのは、1960年代後半になってからのこと。1968年エリザベス・フリーレットが当時、日本に住んでいたアメリカ人の協力を得て、3匹のジャパニーズボブテイルを輸入したのがきっかけだった。選ばれた3匹は、その後アメリカで交配を繰り返し、「アメリカ・ライン」と呼ばれる血統を築いた。数匹のジャパニーズボブテイルを輸入したCFAの審査員のサポートにより、アメリカ国内での認知度を高める原動力となった。アメリカの猫種登録団体がジャパニーズボブテイルを公認している。