ターキッシュバン/古代種・トルコ・「トルコの泳ぐ猫」

Image by Miroslava Abrahámková from Pixabay

ターキッシュバン

ターキッシュバン」という言葉は、トルコ生まれの猫の品種を指し、水の中で遊ぶことを特に好むため、1970年にアメリカに入ると「ターキッシュ・スイミングキャット」、”トルコの泳ぐネコ“とも呼ばれるようになる。

サイズ・中型〜やや大型

性格・ターキッシュバンは活発で知られる猫の品種、好奇心旺盛で遊ぶのが大好きで、人懐っこく社交的な性格、暑い日にはプールや風呂に飛び込むなど、水遊びを好む

外見・目は比較的大きく丸く、目の色はブルー、アイバー、左右の色の違うオッドアイなどがいる。また、被毛は水滴が転がるほど撥水効果が高い、

  1. 起源とトルコでの存在・ターキッシュバンは主にトルコに由来すると考えられており、その名前もトルコの地名「バン(Van)」から来ています。バンは東部の都市で、有名なバン湖(Van Lake)の周辺地域でこの猫が見られることが多かった。
  2. 古代からの歴史・この品種のルーツは古代にまで遡りますが、具体的な起源については諸説あります。一説によれば、ターキッシュバンは古代ペルシアやアナトリア地方の猫として発展したとされています。古代からこの地域で飼育され、自然選択の結果として白地に色のついた斑点(バンパターン)が特徴となったと考えられています。
  3. ヨーロッパへの伝播・ターキッシュバンは17世紀ごろからヨーロッパに輸出され始めました。特にイギリスでその存在が知られるようになりましたが、当初はトルコアンゴラと混同されることもありました。19世紀にはイギリスで展示会に出品され、猫の愛好家たちによって評価されるようになりました。
  4. 近代の認知と保存活動・ターキッシュバンは20世紀に入ってもトルコなどの地域で自然に存在していましたが、純血種としての保存が必要とされるようになりました。1960年代から1970年代にかけて、特にアメリカ合衆国などでターキッシュバンの繁殖が試みられ、品種としての認知が広まりました。

ターキッシュバンはかなり古い時代にトルコのバン湖地方で自然発生した、猫の中でも最古の種の1つと考えられています。20世紀後半では、絶滅寸前にまで追い込まれた。

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